午前11時の楓温泉郷

ハロヲタのための24のガヴォット第11番変ホ短調 副神経午前11時

11族の元素

銀の酸化数

銀は単体(酸化数0)がそこそこ安定で、イオンは1価の陽イオンのみ つまり化合物中や水溶液中における銀の酸化数は常に+1と考えていい。 名称を書くときに元素名のあとにつくローマ数字も書いてないことが多い。銀はイオン化傾向が水素より小さいので酸化…

硫酸銅(II)水溶液の電気分解(不溶性電極)

銅の塩としては塩化銅(II)や硝酸銅(II)よりも 硫酸銅(II)のほうが一般的なようで 化学にあまり詳しくない人でも 硫酸銅(II)五水和物の青い結晶は見たことがあるでしょう。 水溶液も美しい青色をしていますが あの青い色は銅(II)イオンに水分子が4…

塩化銅水溶液の電気分解(不溶性電極)

昔は中学校の学習内容だったけど 中学校でイオンをやらなくなって化学Iに移行してきたらしい (すぐに中学校に戻るらしいけれど)溶液中に塩化物イオンが存在するので陽極では塩化物イオンが酸化されて塩素が発生する (硝酸イオン 硫酸イオン 水酸化物イオ…

銅イオンの反応

銅イオンの反応はセンター試験などによく出題されるので 受験生には重要なところです。 はてな ではローマ数字が出ないので省略しますがすべて2価と考えてください。 ・水酸化物イオンとの反応 Cu2+ + 2OH- → Cu(OH)2↓ 水酸化ナトリウム水溶液を加え…

銀イオンの反応

銀イオンは他の金属イオンと異なる反応をする場合がいくつかあります。 (1)水酸化物イオンとの反応 たいていの金属イオンが水酸化物を沈殿するのに対し 銀イオンだけは褐色の 酸化銀 が沈殿します。 (たぶん水酸化銀が不安定なのでしょう) 水酸化ナトリ…

 銅Cu 銀Ag 金Au

周期表の11族には 銅 銀 金 といった なじみの深い金属が並んでいます。 これらの元素はみなイオン化傾向が小さいため これらの単体は酸化されにくい(逆に鉱石は冶金しやすい)ため 紀元前から利用され貴金属として扱われていました。そもそも化学というの…